今回NZの入国出国に使った空港近くにあるローカルのバスセンターの前に長距離バス停がある。
一昨日はシンポのあった湖畔の街から半日かけてここまで戻ってきた。
そして、ここのバスセンターからローカルバスで30分のところに空港がある。片道4NZD、約400円。
バスセンター前にはスーパーがあって最後に飲み物を買おうと立ち寄った。
湖畔の街に行くときもNZではじめて使ったスーパーだった。ブラウンブレッドとチーズスプレッダーを買ったが当たりだった。
さて。
入店するといきなり日本語で声をかけられた。
顔はアジア人ではなくどちらかといえば、白人よりの顔の男性。黒服を着ていてどうもこのスーパーのマネジャーらしい。
実はNZに到着した翌日早朝に空港近くのお宿からローカルバスでここまできて、このスーパーを使った。そのときこのマネジャーの顔をみているのだった。
その話をすると人手不足で朝開店の7時から閉店の22時まで働いていると半泣き。
「日本人の方ですか?キャスターバッグはここでお預かりしますよ」と彼。
そういって買い物している間に荷物を盗難する詐欺ではなさそうだと確信。
「ずっと前、日本に2年間留学して埼玉に住んでいました。ウイグル人です。ここでは日本語は滅多に話さないので、もうすっかり忘れました」と言いながらも流暢な日本語でびっくり!
もう根掘り葉掘りいろいろ聞かれてげんなり。
このままでは空港近くのお宿にはすぐにもどれそうもない。買い物もできない。あいや〜。
「飲み物買いに来たんです」と言って離れようとしたが、たは。
それで、ウイグル自治区にある強制収容所のことを聞いたら、親類や知人も入れられていてその数は200〜300万人にのぼるらしい。この世の地獄がすぐそこにある。南無🙏
それと、ここでの現地NZ人の中国人観光客などへの対応を聞くと、やはり欧米が対中強行姿勢になっていることもあり、英連邦に所属するNZ人もその影響で警戒しているらしい。
(ご存知のように世界では、露中を中心としたBRICS、グローバルサウス勢と、日本を含むG7の対立が日に日に先鋭化している。)
オーストラリアの方がアジア人への対応は冷たく厳しいらしい。やはりなんとなく肌で感じた白人至上主義は存在するのだ。
「ヒントになる記事]
https://usagineko5bai.hatenablog.com/entry/2023/11/19/090000
このウイグル人は自分はここに12年住んでいるけど、冷遇されたことはない、と言うが、顔をみたら中国人やアジア人にはぜんぜんみえない。笑
だからだろう。
ぼくの方は今回、カフェや移動カフェにいくたびに白人たちに「いやらしい」対応をされたが、中国人と間違われたんだろうか?