ホア浜でこの数ヶ月にさまざまなことが起こった。
例えば、
アパート室内での盗難
外人ストーカーの出現
この外人ストーカー仲間のネットワーク
アパート管理人の劣悪な対応
警察の不甲斐ない対応
など。
要するに、ホア浜中心街は治安が悪く、人や住環境も劣るのである。
それがやっとはっきりした。
あまり素性の良くない外人（やタイの人たち）が多く住んでいるのである。
ストーカー連中がいるアパートから抜け出して10日ほど経ってみて
やっと腑に落ちた、といったところだ。
バンコクでは6年ほど郊外のタイ人がほとんどのローカルアパートに住んでいたが、
こんなことはほとんどなかった。みんな生きるためにもっと真摯である。
老後、暖かいから、物価が安いからと、欧米から移り住んで
暇を持て余しているシングルの高齢者連中が多い。
中心街には、バーやマッサージーパーラーが溢れかえっている。
ドラッグ使用者も多そうだ。
こうやって蓋を開けて見るとホア浜は劣悪な環境なのだった。
コロナ禍でほとんど誰もいない時期にここに来たので
まさかこんなことになるとは思わなかった。
欧米人高齢者（男性）の多い保養地なんてこんなもんなんだろう。
例えばパタヤとか。
また、日本だと、大体どこに行っても環境も人の質もたいして
変わらず、安全安心なので、これが今まで腑に落ちなかったのだ。
そして、それは先月下旬ストーカーアパートを抜け出してホア浜郊外の
ホステルやホテルに泊まってみて、そのあたりを散歩したり、
出入りする旅行客やホテルスタッフと接してみてさらに確信を得た。
例えば、ホア浜中心街だと、ノラの犬猫が人を怖がって近づこうと
しない。逆に夜中などはノラ犬が吠えかかってくることさえあった。
ところがホア浜郊外に出ると、逆にノラ犬が興味を持って
近くに寄ってきて、匂いを嗅いだりするのである。
ちょっと日本的。
この違いの大きさには驚いた。
人間がすさんで粗いホア浜中心街と、ローカルのタイ人が
ほとんどで、人間が優しいホア浜郊外の違いが
なんと犬猫の振る舞いにもくっきりと出ている。
例えば、ホア浜中心街のスタッフの方がゲストに対する対応が
おざなりで粗い。ホア浜郊外のスタッフの方が丁寧、親切である。
これも、先述したが、ホア浜中心街では、
ホテル・アパートの部屋を予約してあったのに、
行ってみると部屋がまだ空いていないので、別の部屋に入れなんて言う
驚くべき事件もあった。
ホア浜郊外のホテルでは
なるべく使いやすい部屋、良い部屋をあてがってくれようと
したりする。
少ないサンプルでの体験話ではあるが、なるほどなのだ。
2年ほどいたホア浜中心街ではあるが、もうそこに戻ることはほぼ
あるまい。
殺人などさまざまな事件が多発するパタヤとかは、
このホア浜に輪をかけたような場所なのであろう。
つづく
